「入門車」⇒2~2.5LのNAのDセグセダン
「中級車」⇒3.0~3.7LのNA/ターボのD/Eセグセダン
「上級車」⇒V8以上のエンジンを搭載した高級モデル
と独自の(勝手な)クラス分けを用いています。ご了承ください。
話題の新型車「キャデラックATS」はプロモーションがだいぶ下手くそなせいもあって、日本ではまだまだ火がつきません。どのクルマ雑誌も扱いこそはありますが、縁の薄いGM車ということもあり、どこかレビューに力が入っていなくて、読んでいても全く様子が分かりません。そろそろ街中で1台くらい見かけるかなと思っているのですが、まったく見当たりません。本当に日本で販売しているのか?という感じがします(納車はまだ先なのか?)。
入門車の「ATS」の中級車バージョンが「CTS」でこちらは近所に住んでいるおじいさんが乗り回していて、よくすれ違います。そのフロントグリルはとても迫力があり、絶壁のようにそびえていて、まるで北陸地方の除雪車のようです・・・。冗談はさておき、一目見て感じるこのクルマの素晴らしいところは、ドイツ・日本の高級車が目指す安易な「曲線」スタイルとは完全に別の「多面的」で「ソリッド」かつ「ハードボイルド」な外観です。まるでスチールの塊から削り出したかのようなボディラインには独特の上質感が備わっています。
CTSには中級車の「CTSシリーズ」と上級車の「Vシリーズ」があるのですが、フロントグリルの形状がきっちり差別化されています。それによってブランドコンセプトを存分に発揮しつつ、それぞれのクルマが意味する「社会性」を見事に体現しています。中級車グループは「セダン」「ワゴン」「クーペ」と3つのボディタイプがありますが、なぜかセダン好きの私の心を鷲掴みにしたのは「ワゴン」でした。ワゴンのリアデザインはドイツ車も日本車もあまり得意としないようで、なかなか良いものに巡りあわないのですが、現在のドイツで最良と言える「オペル」のデザイン力が見事に反映されています。このCTSスポーツワゴンのリアはオペルのオシャレなハッチバックをそのまま大きくしたかのような、抜かりのない「緻密」で「大胆」なデザインに目を奪われます。
経営危機(というより破産)に陥ったGMがそれでも絶対に離さなかったオペルは、まさに「ドイツのマツダ」といえるメーカーで、ブランド売却&存亡の危機という逆境の中で、「インシグニア」「アダム」などのデザインに優れたモデルを次々に発表しています。そしてそのオペルの「逆境のデザイン力」が上手くキャデラックにフィードバックされているようです。
キャデラックCTSはデザインだけでなく、足回りもオペル主導の開発により、ドイツプレミアムにも対抗できる仕上がりになっています。これもちょうどフォードの「フュージョン/モンデオ」を仕上げたマツダのような働きをしていると言えます。またビッグ3のもう一つであるクライスラーも主力セダンの「300C」はメルセデスEクラスの設計を使っているので、今やアメリカ車のセダンは限りなくドイツ車や日本車と同じ方向性(硬い足回り)を持って設計される時代になったようです。北米COTYのベスト3は「キャデラックATS」「ホンダアコード」「フォードフュージョン」でしたが、まさにオペル・ホンダ・マツダがそれぞれBMWを「仮想ライバル」として鍛え上げた足回り使っている「同系列」の3台の争いでした。
このキャデラックCTSは都心では比較的低価格な設定がウケているようで、渋谷駅周辺では、ポルシェパナメーラと並んで人気の1台になっているのか、停まっているのを良く見かけます。ただほとんどはセダンで、もっとも他のブランドと比べてデザイン的に優れているであろうワゴンはまだまだ評価されていないようです。ただメルセデスCLSシューティングブレークを「撃ち落とす」ような出来映えなので、これから日本でも火がつくのではないかと思っています。
↓いろいろ興味を持って調べてみると、この価格でこれだけの豪華装備、しかも右ハンドル車も用意されていて、いよいよ次期購入候補でもいいかも・・・
CTSには中級車の「CTSシリーズ」と上級車の「Vシリーズ」があるのですが、フロントグリルの形状がきっちり差別化されています。それによってブランドコンセプトを存分に発揮しつつ、それぞれのクルマが意味する「社会性」を見事に体現しています。中級車グループは「セダン」「ワゴン」「クーペ」と3つのボディタイプがありますが、なぜかセダン好きの私の心を鷲掴みにしたのは「ワゴン」でした。ワゴンのリアデザインはドイツ車も日本車もあまり得意としないようで、なかなか良いものに巡りあわないのですが、現在のドイツで最良と言える「オペル」のデザイン力が見事に反映されています。このCTSスポーツワゴンのリアはオペルのオシャレなハッチバックをそのまま大きくしたかのような、抜かりのない「緻密」で「大胆」なデザインに目を奪われます。
経営危機(というより破産)に陥ったGMがそれでも絶対に離さなかったオペルは、まさに「ドイツのマツダ」といえるメーカーで、ブランド売却&存亡の危機という逆境の中で、「インシグニア」「アダム」などのデザインに優れたモデルを次々に発表しています。そしてそのオペルの「逆境のデザイン力」が上手くキャデラックにフィードバックされているようです。
キャデラックCTSはデザインだけでなく、足回りもオペル主導の開発により、ドイツプレミアムにも対抗できる仕上がりになっています。これもちょうどフォードの「フュージョン/モンデオ」を仕上げたマツダのような働きをしていると言えます。またビッグ3のもう一つであるクライスラーも主力セダンの「300C」はメルセデスEクラスの設計を使っているので、今やアメリカ車のセダンは限りなくドイツ車や日本車と同じ方向性(硬い足回り)を持って設計される時代になったようです。北米COTYのベスト3は「キャデラックATS」「ホンダアコード」「フォードフュージョン」でしたが、まさにオペル・ホンダ・マツダがそれぞれBMWを「仮想ライバル」として鍛え上げた足回り使っている「同系列」の3台の争いでした。
このキャデラックCTSは都心では比較的低価格な設定がウケているようで、渋谷駅周辺では、ポルシェパナメーラと並んで人気の1台になっているのか、停まっているのを良く見かけます。ただほとんどはセダンで、もっとも他のブランドと比べてデザイン的に優れているであろうワゴンはまだまだ評価されていないようです。ただメルセデスCLSシューティングブレークを「撃ち落とす」ような出来映えなので、これから日本でも火がつくのではないかと思っています。
↓いろいろ興味を持って調べてみると、この価格でこれだけの豪華装備、しかも右ハンドル車も用意されていて、いよいよ次期購入候補でもいいかも・・・
6月頭にATS注文していますが、タマがなくて車が来ません。
返信削除2014年モデルになってしまうとのこと。
全国のディーラへの試乗車数しか入れていないのではと、思います。
コメントありがとうございます。
返信削除やっぱり日本にはほとんど来てないのですね。
試乗車と違うイヤーモデルを問答無用で納車とは剛胆ですね。