前回に引き続きまだ見ぬ「ジャガーXE」の素晴らしさを完全に想像して書いてみるという、なかなかシュールな内容でいきたいと思います。といっても薄々はお気づきかもしれないですが、各メーカーの現行Dセグセダンのどこが「冷めている」のかについて解き明かすのが裏テーマとなっています。ここ数年でグルーバルでの戦闘力を一段と増したと言われる日本車のDセグですが、結局のところ国内では本体価格の高騰がネックになって、2015年に突入しても相変わらず国内のセダンの販売が不調のままです。スカイラインやアテンザはそこそこ健闘していて、輸入車ユーザーを上手く取り込んでいるという意見もありますが、この2台に関してはサイズを拡大して接近したEセグ市場からの乗り換えユーザーを上手く吸い上げたというのが正直なところです。
ちなみに現在のEセグは悲惨なまでの「超氷河期」で、Eクラス、5シリーズ、A6、GS、フーガとどれも突破口を見出せないままにモデルサイクルが終焉する時(FMCの時)を待っています。現行モデルが揃って元気が無い理由は、やはりやみくもなダウンサイジングによって、商品価値をことごとく破壊されてしまったことが大きいようです。ドイツ勢はどれも2L直4ガソリンターボの非力さと騒音で、高級車としての本質が大きく揺らいでますし、GSやフーガのベースモデルは国内専用のV6の2.5Lという「化石エンジン」です。どちらもまもなく直4ターボへの置き換えが進むようですが、現行の2.5Lの6気筒エンジンなんて、トヨタ、日産以外では中国メーカーしか使ってないです。この可もなく不可もなくといったつまらないエンジンのクルマが、乗り出しで軽く600万円を超えるわけですから、「なんで売れないの?」とメーカーが嘆くのは少々ナンセンスです。
ベースエンジンがダメなら、上級モデルにすればいいわけですが、ドイツ勢だと6気筒搭載は乗り出し価格がおよそ900万円。GSとフーガなら700万円になります。これではポルシェ・ボクスター(700万円~)に予約が殺到する理由がなんとなくわかりますよね。ある程度立派に見えるセダンを買ってやろうと、意気込んで見積もってみたらとんでもない金額になって、どうせだったら思いっきり走れるスポーツカー買って楽しもう!ってなることもあるでしょう。さらにEセグは馬力さえ与えれば「直線番長」にはなれるでしょうけど、どうやっても機敏にはならないハンドリングには大きなマイナスイメージがあり、そのおかげで一気にスポーツカー(ボクスター)への情熱が駆り立てられそうですね。
しかしDセグはというと、スポーツカーの頂点と言えるポルシェ911を撃ち落とすかのように、颯爽と登場した歴史を持つプリンス「スカイラインGT」が輩出されたスポーツセダンの王道セグメントです。確かにスカイラインはこのセグメント内では異端的存在ですが、BMW3シリーズをお手本にしていろいろなブランドから機動力を高めたモデルが発売されていて独自の進化を遂げてきました。しかし気がつけばどのブランドのモデルも、コンセプトの狙いはいつのまにか「Eセグ互換仕様」になってしまっています。その中でもいろいろなタイプがあるのですが、どれもこれももはや「Dセグ」ではない!と憤慨し、一抹の淋しさを感じる今日この頃です。
まずスカイラインですが、「350GT」というハイブリッド車に関しては、Eセグ高性能車並みの直線番長っぷり(0-100km/hが5.6秒はスゴい)で、本体価格450万円ですから実に価値ある1台ではあると思います。そしてスカイラインの名に相応しい「ステアバイワイア」の実用化も十分に評価できます。しかし問題はそこから先で、まずクルマのキャラに合わない内装がお仕着せられていて、いかにも「プレミアムカーですよ!」という合理化意識が先走っています。そして当たり前のようにランフラットタイヤ装着がされ、ドライバーズカーという本質を放棄し、治安が悪い地域でのセキュリティーカーへと目線を変えた設計にスカイラインという車名はやはり違和感が・・・。やはり世間で巻き起こった批判の通り、日本のユーザーが不在のままコンセプトが完遂してしまった感は否めません。
そしてアテンザは・・・というと、現行モデルになってから残念なことにCセグであるアクセラの「ストレッチ版」の設計になってしまいました。Cセグのシャシーを伸ばしてEセグの代替需要を満たしてしまうあたりが、マツダの上手いところではあるのですが・・・。そもそも安定志向のハンドリングを持つクルマが揃うEセグ市場に、ストレッチ版のアクセラみたいなクルマを潜りこませれば、「アテンザのハンドリングはこのクラスにはクイック過ぎる!」なんて感想が複数の有名ライターから出てくるのも当然のことです。
しかしアクセラ譲りのストラットでは超一流のリニアなハンドリングとはいかず、さらに言えば初代・二代目のアテンザが世界を驚愕させたあのリニアなハンドリングからはいくらか「退化」してしまっています。もちろんハンドリングばかりがクルマの価値ではありません。そこで改めてこのGJアテンザの売りは何なのか?・・・「デザイン」「ディーゼル」「MT」・・・この辺を上手く組み合わせて理解してくれ!ってところでしょうか。ユーザーへ丸投げですか? マツダは頑張っていると思いますけど、現行アテンザの「部分最適化」主義はどうも気になります。やはり「アテンザ」と名乗るのであれば、大きくまとまった世界感と常に「世界最高」を意識させるクルマであってほしいです
(前述のスカイラインには気概を感じますが・・・)。
レクサスISはどうか? 失礼を承知で言わせてもらうと、「最高の材料があるのにシェフが凡人か小者・・・」全体としては悪くはないですし、相対的に見ても随所に優れた点が見られますけど、各部の設計から乗り味に至るまで決定的にオリジナリティが無いです。なんかに似てる!と気がついてしまったらもうダメですね。期待して乗っても残念ながら「独特の世界観」なんてものは何も見えてきません。まずドアを開けたときの質感からしてF30系3シリーズの雰囲気がプンプンします。これで「お〜ビーエムじゃん!」って喜んでくれる福野礼一朗さんみたいなオッサンキャラならいいでしょうけど、私は「レクサスって何なんだよ・・・」とテンションがガタ落ちでした。
それでもレクサスが自ら「頑張りました!」と胸を張るだけあって、シャシーとそれに据え付けられているインパネフレームやシートなどのガッチリ感は、最近のドイツ車には感じられないくらいに立派なもので、これだけでも十分に価値はあります!がしかし・・・このガッチリしたシャシーから連想してしまうのが、今度はスカイラインです。もっと「柔」なイメージがレクサスにはあったのですけど、今度のISは石畳みたいな舗装路を走らせたら、突如として歴代スカイラインの乗り心地が甦ります・・・なんじゃこりゃ?
最後にレガシィB4ですが、このクルマはデビューの最初からやらかしてしまいました。アメリカで先行して公開されたのですが、プレス発表会でやたらと派手な演出のあとに登場してきた実車を見たメディアの人々が、あまりの華の無さにポカンとしちゃってました。21世紀にもなってアメリカ人にバカにされるデザインはキツいです。日本車の恥さらしです!そんなクルマに400万円も払えるか?スバルは思いっきり反省しろ!絶好調すぎて生産能力が限界を迎えているスバルだそうで、北米市場でここ数年での成長は目覚ましく3年前までダブルスコアを付けられていたVW/アウディを見事に逆転しました。しかし気がつけばアメリカにまだまだ地盤が無いはずのマツダのアテンザにレガシィB4があっさり負けてる!どうやらマジでアメリカ人はレガシィがダサい!と判断したようですね・・・。このブランドはDセグセダンに関してはド素人!プライドがない! ・・・とまあ厳しく言ってみましたけど、それでもドイツ車のDセグ買うくらいならレガシィB4にしておきます。
400万円のクルマの水準から見れば不満はあるけど、やはりスバルのフラッグシップセダンだけあって、各部の作り込みは申し分がありません。田舎のお袋さんを乗せるのには、いろいろと「ちょうど良い」クルマになってます。1500mmを超える車高はややシルエットを悪化させますが、後席の乗り込みやすさは◎ですし、リアシートヒーターが標準装備。地味だけど堅実なデザインは、「清潔感」の裏返しですし。親孝行のクルマにはいいと思います。自慢のAWDを発揮して、雪深い温泉宿にでも連れていってあげましょう。ただし400万円と聞くとお袋さんも困惑するかもしれないですが・・・。
さてこんな調子でDセグ全部を血祭りに挙げて行きたいと思います。次回はドイツ車を語り尽くされたステレオタイプな表現で、改めてコケにしていきたいと思います。
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↓Dセグ特集!渡辺敏史さんがアテンザ・スカイライン・IS・レガシィをバッサリ!
だけど異論あり!
2015年6月24日水曜日
2015年6月16日火曜日
ジャガーXE が退屈なDセグセダン市場をぶっ潰す!
ジャガーXEにはまだ乗ってません! けれどもなんかとってもいい雰囲気の情報が次々と入ってきています。「オマエの想像なんてどうでもいい!」という人は時間のムダなので、どうぞページを閉じて退場してください。このあと延々と「想像」しか出てこない退屈極まりない話で恐縮ですが、「ジャガーXEがセダンのあり方を再定義してくれるであろう展望」について飽きるまで語ります。一応、私なりには「これ」を語る意義が十分にあると感じているのですが、実際のところ家族や親しい人、そしてクルマ好きの友人に対してさえ話すのは、少々気が引けるくらいに私自身が「想い」が強過ぎるんですよね。まあブログってとっても便利だなって改めて思います。
まだ見ぬジャガーXEに過剰な期待をかける理由はいくつもあります。既に公表されているデザインがなかなか渋くて素晴らしいとか、海外で試乗したカーメディアの反応が一様に好意的とか、そういうのは全くもって関係ないです。7月号のモーターマガジンで、超有名ライターの島下さんがレビューを書いていらっしゃいましたが、これを読んだ時に失礼極まりないですが、あまりにも私の想像通りの内容に、寒気がするほどに変な「デジャブ感」を覚えたくらいです。ジャガーが相当早くに新型セダン「XE」の設計上の概要について情報を出していましたが、この段階ですでにかなりのイメージが固まっていました。インスピレーションというヤツでしょうか。このXE開発の3本の柱といえる「アルミ」「サス」「エンジン」の内容を聞いたとき、ジャガーの開発にはとんでもない「カーガイ」が関与していて、そしてこのクルマが期待通りに作られ何年後かにこれを絶賛している自分の姿がありありと浮かびました。
先ほども述べましたが、島下さんのレポートもまるで夢遊病のまま海外まで行って乗ってきた自分が書いた!かのような内容でした。3シリーズを初めとするDセグセダンの主流派をみんなまとめて引っくり返すクルマが現れるとしたらこのXEだ!みたいな内容だったと記憶しますが、なぜこのレビューに「乗ってもいない」自分が、これほど病的なまでに「絶対にそうだ!」と思うのか・・・なんだか自分でも怖いくらいですが、そういう確信ってしばしばありますよね?。私はこれまでジャガーのオーナーになったこともありませんし、このブランドのクルマを運転した機会はわずかに2回(しかも数分)ですので、ジャガーに対する個人的な信頼感「ジャガーならいいクルマだろう!」というのはほぼゼロに近いです。もっとも所有しているマツダであっても、今ではそんな「信頼感」はまったくといっていいほど無いですけど。
ジャガーの何を信じられる?と言われたら、「現在の不遇な状況」と即答したいです。端的に言うと今のジャガーは間違いなく「名車」が生まれてきやすい環境だと言えます。ジャガー・ランドローバー(J&L)は現在はインドの自動車メーカー「タタ」の傘下にあります。「タタ」はインドでは一番有名なメーカーですが、本国インドの市場では台数ベースでスズキに負けてしまうほどで、北米、中国の2大市場にも「J&L」以外の展開は出来ていません。新興国の成長メーカーとはいえ、グローバルではまだまだトップ10グループ(VW、トヨタ、GM、ルノ日産、ヒュンダイキア、フォード、フィアットクライスラ、PSA、ホンダ、スズキ)にはほど遠いですし、その下にひしめくBMW、メルセデス、マツダ、スバルと成長著しい中国勢からも遅れをとっている規模に過ぎません。
それでも窮地のJ&Lに手を差し伸べた「タタ」は、カネは出すけど口は出さない主義のようで、少々の開発ソースを得て復活を期すジャガーが真っ先に手掛けたのが、意外なことにピュアスポーツの「Fタイプ」でした。「何故?」という周囲の戸惑いをよそに、クルマ自体は予想をはるかに上回る意欲的な設計と価格設定によって、ラグジュアリーカー市場に旋風を巻き起こす存在になっています。欧州・北米では大型セダンのシェアをまだまだ少なからず持っているので、ブランドイメージを盛り上げるために新型スポーツの「Fタイプ」を作って「ジャガー復興」をアピールする狙いがあるようです。このクルマの販売戦略は関しても、顧客リストのXJユーザーのお金持ちに対して、「セカンドカーにFタイプどうですか?」と持ちかけることができるので、J&Lよりも経営基盤がしっかりしている日本メーカーが作るよりも、販売に関してはいくらかハードルが低かったと推測できます。
今回はさらにブランドの裾野を広げるべくXEの開発を行いました。世界のほとんどのブランドにとっては、「Fタイプ」(専用設計スポーツ)の前に「XE」(中型セダン)を作るのが全くのセオリーなのですが、先述の通り「特殊」なブランドであるジャガーにとっては順序は逆のようです。つまりジャガーはBMWやレクサスというよりも、フェラーリやアストンマーティンのような特殊なブランドアイデンティティを持っているということです。そしてジャガーにとってはDセグセダンの展開こそが、ライバル関係を考えると非常にハードルが高いとも言えます。フォード傘下時代にモンデオとの共通設計の「Xタイプ」くらいしか経験の無いDセグセダンに、自前の新開発のFRシャシーで挑むという計画の裏には、経営陣にそういう決定をさせるだけの強烈な個性の「作り手」の存在があるのでは?と思うのです(少々飛躍がありますがご了承を)。
「ブランド存続の危機」に瀕した自動車メーカーにはしばしば「偉大な設計者」が生まれます。奇才・天才の類いが最も活躍しやすいのが「ピンチの局面」というのは自動車業界に限った話ではないですけど。今のジャガーと同じような境遇に置かれていたのが、12年くらい前の日産とマツダでしょうか。ご存知のようにミニバン&コンパクトカーに国内市場を席巻され、海外市場でもこれといったヒット車を出せていなかった両メーカーは赤字転落からの再建の目処が全く立たずに、「技術力」を手土産にそれぞれルノーとフォードに身売りしていました。今でこそ第二次産業の「勝ち組」として日本の自動車各社は確固たる基盤と将来に渡っての技術革新への道筋を持っていますが、当時の自動車産業は「淘汰が避けられない」完全な斜陽と見做されていました。日本にはまだレクサスは無く、バブル気分が抜け切らない多くの日本人の感覚からしたら日本車のポジションは完全に輸入車の「下」そんな時代でした。誰がここから日産とマツダの復活を予測できたでしょうか?
現在のジャガーに対する、世界の人々の認識も同じようなもので、フォードの古いシャシーを使って作られるフラッグシップサルーン「XJ」が、レクサスLS、Sクラス、クワトロポルテ、パナメーラといった超一流の高級サルーンに全く引けを取らない!と感じるクルマ好きは相対的に少ないと思います。いくら英国王室御用達だといっても、今のジャガーにレクサスやメルセデスと互角にやり合う基礎体力は無さそうですし、このクラスのクルマですら自前でシャシーが開発できないという哀れな状況です。しかも実際に運転してみるとやはり「遮音」「スペシャル感の無いアシやハンドリング」「内装」などなど・・・あれこれと「格差」が出てきます(もちろん一定の高級感はありますけど)。
XJやXFのシャシーがすでに耐用年数を超えているのに、シェアを持っていないDセグに先に新開発シャシーを投入してくる戦略は、まさに「捨て身」と言えます。価格設定がよりシビアになるDセグで、長年作ってきて強固なシェアを持つ老舗に勝負を挑む・・・「玉砕」すらチラつく中での狂気的な「督戦」。そんなシチュエーションがどことなく先ほどの日産やマツダと被ります。今さら言うまでもないことですが、「V35スカイライン」で北米プレミアム市場に血路を切り開いた日産と、「GGアテンザ」で欧州を驚愕させたマツダには、それぞれ水野和敏、金井誠太という生え抜きの「天才的指揮官」がいました。そしてどちらも掲げた目標は「世界一のクルマをつくる」(=E46BMW3シリーズを倒す!)でした。
日産もマツダも周囲の冷ややかな評価を覆す目覚ましい成果を挙げたわけですが、ちょっと口惜しいことに、この事実を日本の底意地悪いカーメディアどもがこの事実を積極的に報道せずにむしろ黙殺したこともあり、日本のクルマ好きでもこの偉業を知らない人が結構いるようです。先日もルマンで日本勢が完敗すると「日本車がドイツ車に勝てるわけがない」とか言い出す人々が続出していました。もちろんポルシェやアウディを批判するつもりはないですけど、湿気が多い日本やシンガポールで開催されたら全然違う結果じゃねーの?って気もしますが・・・。さてジャガーに対する期待がどこから生まれてきたかについて、少しくらいは伝えられたかなと思いますが、まだまだ言い足りないので、続きは次回にしたいと思います。ここまで「妄想」にお付き合い頂きありがとうございます。
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まだ見ぬジャガーXEに過剰な期待をかける理由はいくつもあります。既に公表されているデザインがなかなか渋くて素晴らしいとか、海外で試乗したカーメディアの反応が一様に好意的とか、そういうのは全くもって関係ないです。7月号のモーターマガジンで、超有名ライターの島下さんがレビューを書いていらっしゃいましたが、これを読んだ時に失礼極まりないですが、あまりにも私の想像通りの内容に、寒気がするほどに変な「デジャブ感」を覚えたくらいです。ジャガーが相当早くに新型セダン「XE」の設計上の概要について情報を出していましたが、この段階ですでにかなりのイメージが固まっていました。インスピレーションというヤツでしょうか。このXE開発の3本の柱といえる「アルミ」「サス」「エンジン」の内容を聞いたとき、ジャガーの開発にはとんでもない「カーガイ」が関与していて、そしてこのクルマが期待通りに作られ何年後かにこれを絶賛している自分の姿がありありと浮かびました。
先ほども述べましたが、島下さんのレポートもまるで夢遊病のまま海外まで行って乗ってきた自分が書いた!かのような内容でした。3シリーズを初めとするDセグセダンの主流派をみんなまとめて引っくり返すクルマが現れるとしたらこのXEだ!みたいな内容だったと記憶しますが、なぜこのレビューに「乗ってもいない」自分が、これほど病的なまでに「絶対にそうだ!」と思うのか・・・なんだか自分でも怖いくらいですが、そういう確信ってしばしばありますよね?。私はこれまでジャガーのオーナーになったこともありませんし、このブランドのクルマを運転した機会はわずかに2回(しかも数分)ですので、ジャガーに対する個人的な信頼感「ジャガーならいいクルマだろう!」というのはほぼゼロに近いです。もっとも所有しているマツダであっても、今ではそんな「信頼感」はまったくといっていいほど無いですけど。
ジャガーの何を信じられる?と言われたら、「現在の不遇な状況」と即答したいです。端的に言うと今のジャガーは間違いなく「名車」が生まれてきやすい環境だと言えます。ジャガー・ランドローバー(J&L)は現在はインドの自動車メーカー「タタ」の傘下にあります。「タタ」はインドでは一番有名なメーカーですが、本国インドの市場では台数ベースでスズキに負けてしまうほどで、北米、中国の2大市場にも「J&L」以外の展開は出来ていません。新興国の成長メーカーとはいえ、グローバルではまだまだトップ10グループ(VW、トヨタ、GM、ルノ日産、ヒュンダイキア、フォード、フィアットクライスラ、PSA、ホンダ、スズキ)にはほど遠いですし、その下にひしめくBMW、メルセデス、マツダ、スバルと成長著しい中国勢からも遅れをとっている規模に過ぎません。
それでも窮地のJ&Lに手を差し伸べた「タタ」は、カネは出すけど口は出さない主義のようで、少々の開発ソースを得て復活を期すジャガーが真っ先に手掛けたのが、意外なことにピュアスポーツの「Fタイプ」でした。「何故?」という周囲の戸惑いをよそに、クルマ自体は予想をはるかに上回る意欲的な設計と価格設定によって、ラグジュアリーカー市場に旋風を巻き起こす存在になっています。欧州・北米では大型セダンのシェアをまだまだ少なからず持っているので、ブランドイメージを盛り上げるために新型スポーツの「Fタイプ」を作って「ジャガー復興」をアピールする狙いがあるようです。このクルマの販売戦略は関しても、顧客リストのXJユーザーのお金持ちに対して、「セカンドカーにFタイプどうですか?」と持ちかけることができるので、J&Lよりも経営基盤がしっかりしている日本メーカーが作るよりも、販売に関してはいくらかハードルが低かったと推測できます。
今回はさらにブランドの裾野を広げるべくXEの開発を行いました。世界のほとんどのブランドにとっては、「Fタイプ」(専用設計スポーツ)の前に「XE」(中型セダン)を作るのが全くのセオリーなのですが、先述の通り「特殊」なブランドであるジャガーにとっては順序は逆のようです。つまりジャガーはBMWやレクサスというよりも、フェラーリやアストンマーティンのような特殊なブランドアイデンティティを持っているということです。そしてジャガーにとってはDセグセダンの展開こそが、ライバル関係を考えると非常にハードルが高いとも言えます。フォード傘下時代にモンデオとの共通設計の「Xタイプ」くらいしか経験の無いDセグセダンに、自前の新開発のFRシャシーで挑むという計画の裏には、経営陣にそういう決定をさせるだけの強烈な個性の「作り手」の存在があるのでは?と思うのです(少々飛躍がありますがご了承を)。
「ブランド存続の危機」に瀕した自動車メーカーにはしばしば「偉大な設計者」が生まれます。奇才・天才の類いが最も活躍しやすいのが「ピンチの局面」というのは自動車業界に限った話ではないですけど。今のジャガーと同じような境遇に置かれていたのが、12年くらい前の日産とマツダでしょうか。ご存知のようにミニバン&コンパクトカーに国内市場を席巻され、海外市場でもこれといったヒット車を出せていなかった両メーカーは赤字転落からの再建の目処が全く立たずに、「技術力」を手土産にそれぞれルノーとフォードに身売りしていました。今でこそ第二次産業の「勝ち組」として日本の自動車各社は確固たる基盤と将来に渡っての技術革新への道筋を持っていますが、当時の自動車産業は「淘汰が避けられない」完全な斜陽と見做されていました。日本にはまだレクサスは無く、バブル気分が抜け切らない多くの日本人の感覚からしたら日本車のポジションは完全に輸入車の「下」そんな時代でした。誰がここから日産とマツダの復活を予測できたでしょうか?
現在のジャガーに対する、世界の人々の認識も同じようなもので、フォードの古いシャシーを使って作られるフラッグシップサルーン「XJ」が、レクサスLS、Sクラス、クワトロポルテ、パナメーラといった超一流の高級サルーンに全く引けを取らない!と感じるクルマ好きは相対的に少ないと思います。いくら英国王室御用達だといっても、今のジャガーにレクサスやメルセデスと互角にやり合う基礎体力は無さそうですし、このクラスのクルマですら自前でシャシーが開発できないという哀れな状況です。しかも実際に運転してみるとやはり「遮音」「スペシャル感の無いアシやハンドリング」「内装」などなど・・・あれこれと「格差」が出てきます(もちろん一定の高級感はありますけど)。
XJやXFのシャシーがすでに耐用年数を超えているのに、シェアを持っていないDセグに先に新開発シャシーを投入してくる戦略は、まさに「捨て身」と言えます。価格設定がよりシビアになるDセグで、長年作ってきて強固なシェアを持つ老舗に勝負を挑む・・・「玉砕」すらチラつく中での狂気的な「督戦」。そんなシチュエーションがどことなく先ほどの日産やマツダと被ります。今さら言うまでもないことですが、「V35スカイライン」で北米プレミアム市場に血路を切り開いた日産と、「GGアテンザ」で欧州を驚愕させたマツダには、それぞれ水野和敏、金井誠太という生え抜きの「天才的指揮官」がいました。そしてどちらも掲げた目標は「世界一のクルマをつくる」(=E46BMW3シリーズを倒す!)でした。
日産もマツダも周囲の冷ややかな評価を覆す目覚ましい成果を挙げたわけですが、ちょっと口惜しいことに、この事実を日本の底意地悪いカーメディアどもがこの事実を積極的に報道せずにむしろ黙殺したこともあり、日本のクルマ好きでもこの偉業を知らない人が結構いるようです。先日もルマンで日本勢が完敗すると「日本車がドイツ車に勝てるわけがない」とか言い出す人々が続出していました。もちろんポルシェやアウディを批判するつもりはないですけど、湿気が多い日本やシンガポールで開催されたら全然違う結果じゃねーの?って気もしますが・・・。さてジャガーに対する期待がどこから生まれてきたかについて、少しくらいは伝えられたかなと思いますが、まだまだ言い足りないので、続きは次回にしたいと思います。ここまで「妄想」にお付き合い頂きありがとうございます。
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006ジャガー(ブランド),
ジャガーXE
2015年6月7日日曜日
BMW3シリーズがマイナーチェンジだそうで・・・
BMWの「330i」と聞けば、普通なら直列6気筒のモデルだと何の疑いもなく思いますよね。今回のマイナーチェンジで330iは直4ターボになるそうですが、果たして下2桁の「30」は具体的に何を表しているんですかね?「馬力」?「トルク」?「価格」?これはBMWマニアでも簡単には説明できない「BMW進法」です。この表記が分り易いという人もいるのかもしれないですが、同じエンジンを使った3シリと5シリでも数字が違ったりすると、何だかブランドの名声に相応しくない「虚偽的」な情報発信ではないかという気が・・・。何でドイツプレミアム車(あとレクサスと日産も)は「数字」に拘るのでしょうか。318i〜340iまでずらりと用意されれば、私のような小心者は340iを買わなければ!という強迫観念の「カモ」にされている被害者意識から、あまりマトモに購入を検討できないでいます(日本にはセダンの340iは無いみたいですが)。
決してダメなクルマじゃないことは判るんですけど、このブランドの販売戦略には無意識の内にどうも嫌悪感がありまして、結局のところどう間違っても買わないクルマになってしまい、選択肢が自動的に減っているのがなんだか口惜しいです。噂によると最近では値引きがなかなかスゴいことになっていて、アテンザXDのLパケをマトモに買うくらいなら、320dの方が安く手に入るみたいですね(もちろん新車です)。ここまでお手軽ならば、ちょっと試してみようか?という気分に度々なるのですが、乗りに行って素直に感じられるのは、「さすがBMW!スムーズだ!」と「やっぱりブランドの下流だな・・・」という背反で、結局はプラマイゼロな印象です(決してトータルマイナスではないですけど)。そしてやっぱりドイツ車・ドイツブランドは日本のクルマとは全く文化が違うんだなと改めて思うわけです。
日本ブランドにとってのセダン(このブログでターゲットとするクラスのもの)は、あくまで「極上」であることが最低条件です。国産のセダンはどれに乗っても「このクルマはコンパクトカーとは違う!」という悲痛なまでの開発者の意地を感じます。言うまでもないですが、コンパクトカーの2倍以上の販売価格ですから、誰でも簡単に判るレベルの「差別化」を盛り込む必要があります。それはまさに「クラウン/マークⅡ/コロナ/カローラ」の時代から日本メーカーのセダン開発に染み込んできたDNAです。当然にBMWやメルセデスにもさらにシビアなブランド内ヒエラルキーが存在しますから、「差別化」という意識はあります。しかしメルセデスやBMWがこれまで歩んできた背景には、「アウトバーン追越レーン仕様車」という絶対的に不可欠な要素があって、その中で打ち立ててきた「高性能神話」の延長線上でいまもやや高飛車なセダン商売をしているといえます。
メルセデスやBMWが持つ「特性」の前に実力差を見せつけられた1980・90年代の日本車がどうだったなんて、ハッキリ言って、今カーライフを満喫する人々にとっては別にどうでもいいことなんですけど、自動車評論家や古くからのクルマ好きの皆様のイメージはまだまだ20年前当時のままなんだと感じることも多いです。大変に失礼ですが、世間からみればクルマ好きとは大概はただの「バカ」なので、時代の変化について認識を改めろという方が無理なのかもしれませんが・・・。まあとにかく、「日本車はダメだね〜」みたいな口癖の人はプロ・アマ問わずたくさんいますし、それはまあ仕方のないことなんだと思います。
2000年代を迎えて、トヨタ以外の普通車はグローバル化が必須となり、当然に日本のセダンにもメルセデスやBMWと同じ「250km/h対応仕様」なる処置がとられるようになりました。まあ簡単に言うとメルセデスやBMWの上級モデルと同じくらいの限界性能を備えたシャシーを当たり前に使っているという話です。現在も欧州で中型車を販売しているトヨタ(レクサス)・日産(インフィニティ)・ホンダ・マツダ・スバルの5メーカー全てがこの水準をクリアしています。こういったごくごく常識的な前提を、なぜか読者に対してひた隠しにして、ドイツ車にはまだまだ及ばない〜!なんてクソ論を展開するライターが困ったことに多いですね(そういう偽善者しか仕事が貰えない世界か?)。
確かに日本メーカーが「250km/h対応仕様」を取り入れたのは、マツダが初代アテンザ(2003年〜)から、レクサスは現行LS(2006年〜)、GS(2012年〜)、IS(2013年〜)からであり、まだまだメルセデスやBMWに比べれば歴史が浅いです。しかしトヨタがBMWと、日産がメルセデスと、対等な関係での提携を結んでいて、高級セダンにおける共同開発が盛り込まれていることからも、日本勢がすでにメルセデスやBMWと全く同じ土俵に立っていることがわかります。なによりもこれらのクルマを逐一試してみればわかりますが、走行安定性においてドイツ勢に明確なアドバンテージなどは一切なく、結局のところ系列部品メーカーを抱える日本勢の「インテグラル・アーキテクチャ(擦り合わせ)」による高い技術力が目立つ・・・というのが嘘偽りのない評価なんです。
それでもメルセデスやBMWのコクピットに収まったときに感じる、ブランドのフィロソフィみたいのが好き!という人の感性を否定するつもりは毛頭ありません。確かにCクラスも3シリーズも「コクピット第一主義」とでもいうべき意匠は強く感じます。日本勢がちょっと「弱い」と感じる点がここです。マツダ・アテンザはMCによっていよいよ欧州車への憧れを隠せないインテリアになりましたし、スバル・レガシィはそんなマツダを参考にしている節が多くあります。一方で、スカイラインやISはというと、高い質感を誇ってはいますが、残念ながら「足踏み式サイドブレーキ」のギコギコしたフィールが、完全に世界観をぶっ壊しています。同じくCクラスのコラム式シフトも幾分かブランドイメージを後退させてはいるのですが・・・。インテリアに関してはあくまで素朴な3シリーズが秀逸?なのかもしれません。
「NVHやハンドル/アクセル/ブレーキのフィール」を絶対視する日本勢と、「コクピット第一主義」のドイツ勢ということで、ユーザーの好き嫌いの問題じゃないか?で終わらせてもいいのですけど、先日読んだ「モーターマガジン7月号」のDセグセダン評があまりにもひどかったので、当該雑誌の主筆を務めるアホなオッサンライターに向けて「放言」したいと思います。現行のCクラスと3シリーズの最大にして決定的な弱点は、完全にドイツ車としてのポリシーが欠落しているところなんですよね。BMWとメルセデスの営業マンにそれぞれ言ったことがありますが、「これって日本車っぽくないですか?」ってことです。フロントデザインの押し出しの強さだったり、想像よりもずっと柔らかいアシ回りだったり、座面の調整幅が日本勢よりも自由度がなく、その分シートが柔らかくて摩擦が少ないものだったり・・・。
Cクラスも3シリーズも期待値が高い分だけ、乗ったあとの感想は「なんか見失っているんじゃないの?」という残念な気持ちです。スカイライン、アテンザ、レガシィはどれももっと乗り味に「個性」があります。この3台はDセグのゾーンを突き破り、Eセグに近いということも、クルマの奥深さがあるという点に影響してはいると思います(安定感などに)。日本勢がめいめい勝手に進化を遂げているのに比べると、Cクラスや3シリーズの進化はハッキリ言ってノロいですし物足りないです(Cクラスなんて出来損ない?)。日本で走るならこのサイズがベストで、エンジンも「必要十分」なもので、多段式ステップATが・・・なんてステレオタイプで「中身」のない評論をあちこちで見かけますが、こんな能天気な文章で納得するのは「クルマに興味ない人々」だけじゃないですかね。さて「モーターマガジン」が一体いつまでCクラスや3シリーズを日本勢の上に置き続けられるか見届けたいと思います。
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↓BMWやメルセデスは日本車の足元にも及ばない!と放言しているプロライターもいますけどね!アテンザ大絶賛!が収録されております!
決してダメなクルマじゃないことは判るんですけど、このブランドの販売戦略には無意識の内にどうも嫌悪感がありまして、結局のところどう間違っても買わないクルマになってしまい、選択肢が自動的に減っているのがなんだか口惜しいです。噂によると最近では値引きがなかなかスゴいことになっていて、アテンザXDのLパケをマトモに買うくらいなら、320dの方が安く手に入るみたいですね(もちろん新車です)。ここまでお手軽ならば、ちょっと試してみようか?という気分に度々なるのですが、乗りに行って素直に感じられるのは、「さすがBMW!スムーズだ!」と「やっぱりブランドの下流だな・・・」という背反で、結局はプラマイゼロな印象です(決してトータルマイナスではないですけど)。そしてやっぱりドイツ車・ドイツブランドは日本のクルマとは全く文化が違うんだなと改めて思うわけです。
日本ブランドにとってのセダン(このブログでターゲットとするクラスのもの)は、あくまで「極上」であることが最低条件です。国産のセダンはどれに乗っても「このクルマはコンパクトカーとは違う!」という悲痛なまでの開発者の意地を感じます。言うまでもないですが、コンパクトカーの2倍以上の販売価格ですから、誰でも簡単に判るレベルの「差別化」を盛り込む必要があります。それはまさに「クラウン/マークⅡ/コロナ/カローラ」の時代から日本メーカーのセダン開発に染み込んできたDNAです。当然にBMWやメルセデスにもさらにシビアなブランド内ヒエラルキーが存在しますから、「差別化」という意識はあります。しかしメルセデスやBMWがこれまで歩んできた背景には、「アウトバーン追越レーン仕様車」という絶対的に不可欠な要素があって、その中で打ち立ててきた「高性能神話」の延長線上でいまもやや高飛車なセダン商売をしているといえます。
メルセデスやBMWが持つ「特性」の前に実力差を見せつけられた1980・90年代の日本車がどうだったなんて、ハッキリ言って、今カーライフを満喫する人々にとっては別にどうでもいいことなんですけど、自動車評論家や古くからのクルマ好きの皆様のイメージはまだまだ20年前当時のままなんだと感じることも多いです。大変に失礼ですが、世間からみればクルマ好きとは大概はただの「バカ」なので、時代の変化について認識を改めろという方が無理なのかもしれませんが・・・。まあとにかく、「日本車はダメだね〜」みたいな口癖の人はプロ・アマ問わずたくさんいますし、それはまあ仕方のないことなんだと思います。
2000年代を迎えて、トヨタ以外の普通車はグローバル化が必須となり、当然に日本のセダンにもメルセデスやBMWと同じ「250km/h対応仕様」なる処置がとられるようになりました。まあ簡単に言うとメルセデスやBMWの上級モデルと同じくらいの限界性能を備えたシャシーを当たり前に使っているという話です。現在も欧州で中型車を販売しているトヨタ(レクサス)・日産(インフィニティ)・ホンダ・マツダ・スバルの5メーカー全てがこの水準をクリアしています。こういったごくごく常識的な前提を、なぜか読者に対してひた隠しにして、ドイツ車にはまだまだ及ばない〜!なんてクソ論を展開するライターが困ったことに多いですね(そういう偽善者しか仕事が貰えない世界か?)。
確かに日本メーカーが「250km/h対応仕様」を取り入れたのは、マツダが初代アテンザ(2003年〜)から、レクサスは現行LS(2006年〜)、GS(2012年〜)、IS(2013年〜)からであり、まだまだメルセデスやBMWに比べれば歴史が浅いです。しかしトヨタがBMWと、日産がメルセデスと、対等な関係での提携を結んでいて、高級セダンにおける共同開発が盛り込まれていることからも、日本勢がすでにメルセデスやBMWと全く同じ土俵に立っていることがわかります。なによりもこれらのクルマを逐一試してみればわかりますが、走行安定性においてドイツ勢に明確なアドバンテージなどは一切なく、結局のところ系列部品メーカーを抱える日本勢の「インテグラル・アーキテクチャ(擦り合わせ)」による高い技術力が目立つ・・・というのが嘘偽りのない評価なんです。
それでもメルセデスやBMWのコクピットに収まったときに感じる、ブランドのフィロソフィみたいのが好き!という人の感性を否定するつもりは毛頭ありません。確かにCクラスも3シリーズも「コクピット第一主義」とでもいうべき意匠は強く感じます。日本勢がちょっと「弱い」と感じる点がここです。マツダ・アテンザはMCによっていよいよ欧州車への憧れを隠せないインテリアになりましたし、スバル・レガシィはそんなマツダを参考にしている節が多くあります。一方で、スカイラインやISはというと、高い質感を誇ってはいますが、残念ながら「足踏み式サイドブレーキ」のギコギコしたフィールが、完全に世界観をぶっ壊しています。同じくCクラスのコラム式シフトも幾分かブランドイメージを後退させてはいるのですが・・・。インテリアに関してはあくまで素朴な3シリーズが秀逸?なのかもしれません。
「NVHやハンドル/アクセル/ブレーキのフィール」を絶対視する日本勢と、「コクピット第一主義」のドイツ勢ということで、ユーザーの好き嫌いの問題じゃないか?で終わらせてもいいのですけど、先日読んだ「モーターマガジン7月号」のDセグセダン評があまりにもひどかったので、当該雑誌の主筆を務めるアホなオッサンライターに向けて「放言」したいと思います。現行のCクラスと3シリーズの最大にして決定的な弱点は、完全にドイツ車としてのポリシーが欠落しているところなんですよね。BMWとメルセデスの営業マンにそれぞれ言ったことがありますが、「これって日本車っぽくないですか?」ってことです。フロントデザインの押し出しの強さだったり、想像よりもずっと柔らかいアシ回りだったり、座面の調整幅が日本勢よりも自由度がなく、その分シートが柔らかくて摩擦が少ないものだったり・・・。
Cクラスも3シリーズも期待値が高い分だけ、乗ったあとの感想は「なんか見失っているんじゃないの?」という残念な気持ちです。スカイライン、アテンザ、レガシィはどれももっと乗り味に「個性」があります。この3台はDセグのゾーンを突き破り、Eセグに近いということも、クルマの奥深さがあるという点に影響してはいると思います(安定感などに)。日本勢がめいめい勝手に進化を遂げているのに比べると、Cクラスや3シリーズの進化はハッキリ言ってノロいですし物足りないです(Cクラスなんて出来損ない?)。日本で走るならこのサイズがベストで、エンジンも「必要十分」なもので、多段式ステップATが・・・なんてステレオタイプで「中身」のない評論をあちこちで見かけますが、こんな能天気な文章で納得するのは「クルマに興味ない人々」だけじゃないですかね。さて「モーターマガジン」が一体いつまでCクラスや3シリーズを日本勢の上に置き続けられるか見届けたいと思います。
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2015年5月22日金曜日
ライバル壊滅で フーガ の刷新がなんとも地味。
待望の日本復活を果たしたホンダ・レジェンドを盛り上げたいのですが、ホンダがいろいろとゴタゴタしていて、まともなプロモーションもしてもらえてないのが可哀相でなりません。そしてレジェンド再上陸をまるで妨害するかのように、突如として刷新(MC)されて後期型となった2代目フーガですが、こちらもV37スカイラインが予想以上の「大出世」によって、なんとなく存在意義がぼやけてしまった感があります。
日本仕様のV37スカイラインからは廃止されてしまった大排気量の自然吸気エンジンという選択肢があること以外に、フーガを選ぶ事の必然性が非常に乏しくなったのが少々つらいところです。沢村慎太朗さんが「午前零時の自動車評論9」(最新刊)の中で、輸入車ではEセグセダンの存在意義がどんどん無くなっている!と高らかに宣言されていましたが、この例に漏れず「日産のフラッグシップ」という看板はシーマに譲り、同時にスカイラインのサイズ拡大でライバル(5シリ、E、A6)と同じく居場所を失いつつあるのがフーガかもしれません。
日産の販売店が近所にあり、土地柄でしょうか割とフーガが売れているようで、店頭にはフーガの現行グレードで即納OKと思われる在庫車がデカデカと値札を付けて常時置いてあります。近くで見ても遠目にみても存在感は抜群ではありますが、オプション込みで400万円台という価格はグラっと来ますが、「欲しいか?」・・・あれこれ考えての結論として、やっぱり少々「情熱が足りない」のを感じてしまいます(250GTでは・・・)。それでももちろんこのクルマが「論外」だなんてことは決してないですし、このクラスでは最も魅力的であることは間違いないです。世界中のどこの市場に持っていっても、相対評価で常にトップを取れるだけのオールマイティな実力があるのはもちろん承知していまし、トヨタの国内専売セダンに匹敵する乗り心地と、グローバルの頂点としてメルセデスからも一定のリードを奪えるという日産の破天荒な飽くなき技術へのこだわりがそのまま形になったクルマです。
フラッグシップでは絶対に負けは許さない!これは様々な文献から読み取ることができる日産伝統の社是です。カルロス=ゴーンが社長になったときに、各地に散らばる様々な開発部門が、それぞれ好き勝手に世界最高峰を視野に入れた技術を研究するために、予算が青天井になっているのを知って、あまりにクレイジーなコスト感覚の無さに卒倒したらしいです(だから業績改善も楽勝だった?)。わざわざ例を挙げるまでもなく、R35GT-Rではポルシェターボを超えた世界最速にこだわり、スカイラインの北米進出に際しては、わざわざ仕様変更を施したVQ37エンジンを投入してまでライバルのBMWの6気筒ターボを潰しにかかるなど、ルノー傘下になった現在でもその「闘争本能」は全く衰えていません。
日本では日産はGT-R以外ではあまり「超高性能」を意識させるブランドではないですが、北米市場ではフーガ(インフィニティQ70)の最上級モデルには5.6LのV8自然吸気(420ps)が積まれていて、本体価格もなんと63000ドル〜と一流ラグジュアリーに匹敵します。5シリーズが50000ドル〜でEクラスが52000ドル〜ですからなんとも強気な価格設定がわかると思います。ちなみにアメリカでは旧型Eクラスのシャシーを使った「クライスラー300」とその兄弟車「ダッジ・チャージャー」の5.7LのV8搭載モデルはどちらもわずか32000ドルで手に入ります!・・・これはとっても羨ましいです。ちなみにアメリカではEクラスのV8搭載はAMGのみで10万ドル〜、5シリーズのV8モデル「550i」は65000ドル〜で、「M5」は94000ドル〜となっています。
北米では「M3」と「RC-F」がおよそ62000ドル〜なので、フーガのV8モデルも日本の価格に直すと1000万円程度になりそうです(並行輸入では現在914万円らしい)。1000万円のフーガなんて日本で売られている姿がなかなか想像できないですが、北米では強気な価格設定でインフィニティのイメージリーダーとしての役割を十分に担っています。日本にインフィニティブランドを本格導入するとなれば、このゴージャスなフーガも投入されるとは思いますが、まだそこまで踏み切れない日産のもどかしさの中で、日本のファンに訴求できる「フーガ」の魅力は、じわりじわりと低下しているのがセダン好きにはちょっと辛いところです。
もちろんフーガはアメリカを主戦場として開発されたクルマですし、5.6LのV8で420psで彼の地の「プレミアム・マッスルカー」市場に参入することに日産の意識が向いているはずなので、それならば日産が世界とガチンコで闘う「本気」のV8モデルを日本のファンにも売ってほしいものです。すでに日本でもGT-Rを販売しているので、単純にフーガのAWD&V8モデルにツインスクロールターボを組み込んで600psまで過給し、無理矢理に「E63AMG・S・4MATIC」に対抗して最速セダンを目指す必要もないですし、メルセデスは日産の重要なパートナーでもあります。
しかし「フォード・マスタングV8」「シボレー・カマロV8」「キャデラックCTS-V」といった本場のマッスルカーが日本に今後も入ってくるようなので、これらに対する日本メーカーからの迎撃モデルとして「フーガV8」があると、日本のクルマ文化もなかなか盛り上がるのではないか?という気がします。アメリカから入ってくる素っ気ない「V8モデル」には、沢村さんが言うように魅力を失いつつある日本や欧州ブランドのEセグセダンが、V字回復するための重要なヒントがあるように思うのです。北米ビッグ3といえどもそれほど台数が稼げないFRシャシーに本格的な投資などできず、クライスラーはメルセデスの旧式を使い倒し、フォードもだいぶ経年がたったジャガー用のシャシーを簡素化(コストダウン)したものをマスタングに充当しています。またGMは傘下の豪ホールデンが開発した「ゼータ・シャシー」と2008年からキャデラックで使い始めた「シグマ2シャシー」(シグマのコストダウン版)をこれまで併用していましたが、今後は新設計の「アルファ・シャシー」に統合して、現行のCTS、ATSと次期カマロにも使うようです。
確かに私は日本車は好きですが、別に日産が誇る「FMシャシー」で武装したフーガが、へなちょこシャシーの北米マッスル勢を迎え撃って格の違いを見せつける!という構図なんて期待していませんし、そんなことで「日本の誇り」を感じる!なんて前近代的な感傷に浸るなんて趣味はもはや卒業しました。シャシーなんてなんでもいいし、未だに80年代的なOHVのエンジンを使っていて、昔ながらのエンジンチューンを楽しむ人々の需要に応えている、アメリカン・クラシカルなV8マッスルに対し、VVEL(可変バルタイ)やDGI(直噴化)をガッツリ組み込んだ「VK56」という全く違う次元にある日本とアメリカの8気筒の乗り比べが出来れば(それぞれに良い点があると思います)、もっともっとクルマの面白さが広がる!なんてのは安易かもしれないですが・・・。まあ日産の英断に期待して待ちましょう。
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日本仕様のV37スカイラインからは廃止されてしまった大排気量の自然吸気エンジンという選択肢があること以外に、フーガを選ぶ事の必然性が非常に乏しくなったのが少々つらいところです。沢村慎太朗さんが「午前零時の自動車評論9」(最新刊)の中で、輸入車ではEセグセダンの存在意義がどんどん無くなっている!と高らかに宣言されていましたが、この例に漏れず「日産のフラッグシップ」という看板はシーマに譲り、同時にスカイラインのサイズ拡大でライバル(5シリ、E、A6)と同じく居場所を失いつつあるのがフーガかもしれません。
日産の販売店が近所にあり、土地柄でしょうか割とフーガが売れているようで、店頭にはフーガの現行グレードで即納OKと思われる在庫車がデカデカと値札を付けて常時置いてあります。近くで見ても遠目にみても存在感は抜群ではありますが、オプション込みで400万円台という価格はグラっと来ますが、「欲しいか?」・・・あれこれ考えての結論として、やっぱり少々「情熱が足りない」のを感じてしまいます(250GTでは・・・)。それでももちろんこのクルマが「論外」だなんてことは決してないですし、このクラスでは最も魅力的であることは間違いないです。世界中のどこの市場に持っていっても、相対評価で常にトップを取れるだけのオールマイティな実力があるのはもちろん承知していまし、トヨタの国内専売セダンに匹敵する乗り心地と、グローバルの頂点としてメルセデスからも一定のリードを奪えるという日産の破天荒な飽くなき技術へのこだわりがそのまま形になったクルマです。
フラッグシップでは絶対に負けは許さない!これは様々な文献から読み取ることができる日産伝統の社是です。カルロス=ゴーンが社長になったときに、各地に散らばる様々な開発部門が、それぞれ好き勝手に世界最高峰を視野に入れた技術を研究するために、予算が青天井になっているのを知って、あまりにクレイジーなコスト感覚の無さに卒倒したらしいです(だから業績改善も楽勝だった?)。わざわざ例を挙げるまでもなく、R35GT-Rではポルシェターボを超えた世界最速にこだわり、スカイラインの北米進出に際しては、わざわざ仕様変更を施したVQ37エンジンを投入してまでライバルのBMWの6気筒ターボを潰しにかかるなど、ルノー傘下になった現在でもその「闘争本能」は全く衰えていません。
日本では日産はGT-R以外ではあまり「超高性能」を意識させるブランドではないですが、北米市場ではフーガ(インフィニティQ70)の最上級モデルには5.6LのV8自然吸気(420ps)が積まれていて、本体価格もなんと63000ドル〜と一流ラグジュアリーに匹敵します。5シリーズが50000ドル〜でEクラスが52000ドル〜ですからなんとも強気な価格設定がわかると思います。ちなみにアメリカでは旧型Eクラスのシャシーを使った「クライスラー300」とその兄弟車「ダッジ・チャージャー」の5.7LのV8搭載モデルはどちらもわずか32000ドルで手に入ります!・・・これはとっても羨ましいです。ちなみにアメリカではEクラスのV8搭載はAMGのみで10万ドル〜、5シリーズのV8モデル「550i」は65000ドル〜で、「M5」は94000ドル〜となっています。
北米では「M3」と「RC-F」がおよそ62000ドル〜なので、フーガのV8モデルも日本の価格に直すと1000万円程度になりそうです(並行輸入では現在914万円らしい)。1000万円のフーガなんて日本で売られている姿がなかなか想像できないですが、北米では強気な価格設定でインフィニティのイメージリーダーとしての役割を十分に担っています。日本にインフィニティブランドを本格導入するとなれば、このゴージャスなフーガも投入されるとは思いますが、まだそこまで踏み切れない日産のもどかしさの中で、日本のファンに訴求できる「フーガ」の魅力は、じわりじわりと低下しているのがセダン好きにはちょっと辛いところです。
もちろんフーガはアメリカを主戦場として開発されたクルマですし、5.6LのV8で420psで彼の地の「プレミアム・マッスルカー」市場に参入することに日産の意識が向いているはずなので、それならば日産が世界とガチンコで闘う「本気」のV8モデルを日本のファンにも売ってほしいものです。すでに日本でもGT-Rを販売しているので、単純にフーガのAWD&V8モデルにツインスクロールターボを組み込んで600psまで過給し、無理矢理に「E63AMG・S・4MATIC」に対抗して最速セダンを目指す必要もないですし、メルセデスは日産の重要なパートナーでもあります。
しかし「フォード・マスタングV8」「シボレー・カマロV8」「キャデラックCTS-V」といった本場のマッスルカーが日本に今後も入ってくるようなので、これらに対する日本メーカーからの迎撃モデルとして「フーガV8」があると、日本のクルマ文化もなかなか盛り上がるのではないか?という気がします。アメリカから入ってくる素っ気ない「V8モデル」には、沢村さんが言うように魅力を失いつつある日本や欧州ブランドのEセグセダンが、V字回復するための重要なヒントがあるように思うのです。北米ビッグ3といえどもそれほど台数が稼げないFRシャシーに本格的な投資などできず、クライスラーはメルセデスの旧式を使い倒し、フォードもだいぶ経年がたったジャガー用のシャシーを簡素化(コストダウン)したものをマスタングに充当しています。またGMは傘下の豪ホールデンが開発した「ゼータ・シャシー」と2008年からキャデラックで使い始めた「シグマ2シャシー」(シグマのコストダウン版)をこれまで併用していましたが、今後は新設計の「アルファ・シャシー」に統合して、現行のCTS、ATSと次期カマロにも使うようです。
確かに私は日本車は好きですが、別に日産が誇る「FMシャシー」で武装したフーガが、へなちょこシャシーの北米マッスル勢を迎え撃って格の違いを見せつける!という構図なんて期待していませんし、そんなことで「日本の誇り」を感じる!なんて前近代的な感傷に浸るなんて趣味はもはや卒業しました。シャシーなんてなんでもいいし、未だに80年代的なOHVのエンジンを使っていて、昔ながらのエンジンチューンを楽しむ人々の需要に応えている、アメリカン・クラシカルなV8マッスルに対し、VVEL(可変バルタイ)やDGI(直噴化)をガッツリ組み込んだ「VK56」という全く違う次元にある日本とアメリカの8気筒の乗り比べが出来れば(それぞれに良い点があると思います)、もっともっとクルマの面白さが広がる!なんてのは安易かもしれないですが・・・。まあ日産の英断に期待して待ちましょう。
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日産フーガ
2015年4月15日水曜日
スカイライン にも NISMOを!
「セダン専門」のブログと言っておきながら恐縮ですが、スズキから「アルトターボRS」というなかなかの「アイディア商品」が登場しました。もしかしてご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、「アルト」とはスズキの最廉価に位置する軽自動車のシリーズで、昔ながらの小さなキャビンを備えて、軽量で燃費の良さをアピールするクルマで、ライバル車はダイハツ「ミラ」シリーズになります(アルトはマツダにOEMされていて「キャロル」といいます)。その「アルト」のスポーツモデルということでコンセプトは600kg台の軽さを十二分に楽しんでください!といったもののようです。軽自動車ですから64psを守りつつも、最大トルクを10kg・m(3000rpm)まで上げてきました。ちなみにヴィッツの1Lエンジンは最大出力69psで、最大トルク9.4kg・m(4200rpm)で970kgの車体を引っぱりますから・・・ざっくり言うとアルトターボRSは300kg軽くなったヴィッツです。
さてその秘めたるスペックもなかなかなんですが、代表的なカラーリングとしてカタログやらカーメディアのグラビアやらに登場するのが、高級車を連想させるような「ホワイト」に、ドアミラーやエアロパーツに「レッド」をあしらった配色は、なんだか既視感が・・・。これは!日産系列のNISMO?それとも先日、北米で公開されたマツダの「CX-3」のスポーティな仕様のデザインでは?いやいやメルセデスがFFのAMGチューン車に使っている塗装にも似ている気が・・・。もしよろしければリンク貼っておきますので見てやって下さい⇒「スズキ・アルトターボRS・特別サイト」
スズキの公式声明によると、従来の「アルトワークス」とは違って、スポーツカーではなく実用性の高いハイスペックな軽自動車という位置づけで、「ターボRS」と命名されたそうです。最近のクルマは安全装備満載で車重が増えて、さらに駆動系全てで省エネが推進されているので、やたらと重っくるしいフィールのクルマが多いです。多くのメーカーでは「Sモード」を装備してパワーを出し入れさせたりの工夫はあるようです。そんな中で、最初から「カッコ良い」「速い」「個性」といった点を強調した「特別仕様車」がなかなか売れているようです。人気の理由は街中に溢れ返っている同型モデルと、少しでも差別化しておきたいといった心理みたいで、台数が多く出ているコンパクトカーに多いです。
日産のスポーツモデルを対象にしたパーツを制作してきたNISMOからも、「コンプリートモデル」が次々と発売されています。NISMOのフラッグシップに位置するGT-R"NISMO"だけでなく、マーチ、ジューク、ノートといった廉価モデルのラインナップを充実する動きが加速しています。もちろん伝統のスポーツモデルであるフェアレディZにも設定があります。NISMOのような系列チューナーによるコンプリートカーはそのメーカーの熱狂的ファンしか興味を示さないものですが、マーチ、ジューク、ノートに関してはお手頃でなかなか興味深い価格設定になっているので、どれくらい売れているかはわかりませんが、一般レベルでの認知が進めばもっと売れてもいいかもしれません。メルセデスAMGのような過激なまでの出力アップこそないものの、特別にチューンされた自然吸気1.6Lで140ps(ベース車は1.2L)、しかも車重がわずか1080kgに抑えられたノートNISMO(224万円)は、例えばVWポロに設定されているどのグレードよりも魅力的だと思うのですが、カーメディアで十分に紹介されていないのが残念です。
フェアレディZ・NISMOは自然吸気3.7Lをベース車の336psから355psまで引き上げるといった、ポルシェの「GTS』グレードみたいな手法を採っています。ボクスターやケイマン、そして2Lターボで300psオーバーを搾り出して全く余裕がないクルマ(A45AMG)が700万円くらいで売られていてそこそこの人気であることを考えたら、このスペックで600万円以下というだけで「フェアレディZ"NISMO"」には十分に商品価値はあると思います。
NISMOの守備範囲はスポーツカーとコンパクトカーだけですよ!っていう線引きがあるのかもしれませんが、ここで思い切って「スカイライン"NISMO"」を作ってみてはどうでしょうか? 「HV」で「ステアバイワイア」というだけでNISMOの規模では関与できませんってことなら仕方ないですけど、フェアレディZ"NISMO"のエンジンを積んで、V37に大排気量NAの限定モデルを発売してもらえないですかね。あとはちょっと引っ掛かりが少なめなV37のエクステリアに、オシャレな専用パーツでもドカンと付けてほしいです。しかし存在を主張し過ぎているリア・スポイラーは絶対にNGですけど。
さらに気になるのが、V37のやたらと「高級車」を意識し過ぎてしまっている内装で、これを「走る気にさせる」アレンジにして欲しいです。もっとスポーティでシンプル、だけど包まれ感だけは逃さないような上質な内装に貼り替えてくれると、さらに「いいクルマ」なんですけどね。かなりド派手に「デコった」センターコンソールを、わざわざ地味なものに変更するのは、メーカーとしてはちょっと受け入れ難いかもしれないですが・・・。でもやっぱり何と言うべきか非常に心苦しいのですけど、とりあえず「画面が多すぎ!」で何かダサいんですよね。なんだかV37の「内装」をディスる内容になってきてしまいましたが、まだまだ言います。ステアリングがやや「シブ過ぎ」なので、もっとクルマの個性が主張できるものにチェンジしたいですね。そんなのは「どっかのショップでやればいい」とか言われそうですが、やはりクルマにかかる費用がやたらと高くなっている昨今では、「新車保証」の期間内は安易に社外パーツへの取り代えは控えたいものです。
V37スカイラインを買っても、内装を中心にやたらと「オヤジ仕様」が目立つからちょっとな・・・という20代30代40代は多いと思いますよ。しかも内装の選択できる純正オプションは「プレミアムカー」としては、あまりにも少ないのでどうにもできません。内装の基本は確か「ブラック」「ブラウン」「ベージュ」が基調で、とりあえず若々しさを求めてブラックを選ぶとしても、これがあまり気に入らないというか、目を惹かない「華の無い」タイプのブラックです。最近では小型車でもステッチを入れたセンスの良い内装が多いのに、どうもセダンは古めかしいものをわざと使っているかのようです。日産の名誉のために言っておくと、アテンザもレガシィも「ちょっと違うかも?」みたいな違和感はありますが・・・。
最近のセダンに「内装でもっと楽しませて!」と願う一方で、マーチ"NISMO"の内装を見るとなんだかとっても「いい感じ」なんですよね。このテイストをいまいちパッとしないV37スカイラインに導入すれば、ほどほどにいい感じのコクピットが出来るのでは?と思うのですが・・・。
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さてその秘めたるスペックもなかなかなんですが、代表的なカラーリングとしてカタログやらカーメディアのグラビアやらに登場するのが、高級車を連想させるような「ホワイト」に、ドアミラーやエアロパーツに「レッド」をあしらった配色は、なんだか既視感が・・・。これは!日産系列のNISMO?それとも先日、北米で公開されたマツダの「CX-3」のスポーティな仕様のデザインでは?いやいやメルセデスがFFのAMGチューン車に使っている塗装にも似ている気が・・・。もしよろしければリンク貼っておきますので見てやって下さい⇒「スズキ・アルトターボRS・特別サイト」
スズキの公式声明によると、従来の「アルトワークス」とは違って、スポーツカーではなく実用性の高いハイスペックな軽自動車という位置づけで、「ターボRS」と命名されたそうです。最近のクルマは安全装備満載で車重が増えて、さらに駆動系全てで省エネが推進されているので、やたらと重っくるしいフィールのクルマが多いです。多くのメーカーでは「Sモード」を装備してパワーを出し入れさせたりの工夫はあるようです。そんな中で、最初から「カッコ良い」「速い」「個性」といった点を強調した「特別仕様車」がなかなか売れているようです。人気の理由は街中に溢れ返っている同型モデルと、少しでも差別化しておきたいといった心理みたいで、台数が多く出ているコンパクトカーに多いです。
日産のスポーツモデルを対象にしたパーツを制作してきたNISMOからも、「コンプリートモデル」が次々と発売されています。NISMOのフラッグシップに位置するGT-R"NISMO"だけでなく、マーチ、ジューク、ノートといった廉価モデルのラインナップを充実する動きが加速しています。もちろん伝統のスポーツモデルであるフェアレディZにも設定があります。NISMOのような系列チューナーによるコンプリートカーはそのメーカーの熱狂的ファンしか興味を示さないものですが、マーチ、ジューク、ノートに関してはお手頃でなかなか興味深い価格設定になっているので、どれくらい売れているかはわかりませんが、一般レベルでの認知が進めばもっと売れてもいいかもしれません。メルセデスAMGのような過激なまでの出力アップこそないものの、特別にチューンされた自然吸気1.6Lで140ps(ベース車は1.2L)、しかも車重がわずか1080kgに抑えられたノートNISMO(224万円)は、例えばVWポロに設定されているどのグレードよりも魅力的だと思うのですが、カーメディアで十分に紹介されていないのが残念です。
フェアレディZ・NISMOは自然吸気3.7Lをベース車の336psから355psまで引き上げるといった、ポルシェの「GTS』グレードみたいな手法を採っています。ボクスターやケイマン、そして2Lターボで300psオーバーを搾り出して全く余裕がないクルマ(A45AMG)が700万円くらいで売られていてそこそこの人気であることを考えたら、このスペックで600万円以下というだけで「フェアレディZ"NISMO"」には十分に商品価値はあると思います。
NISMOの守備範囲はスポーツカーとコンパクトカーだけですよ!っていう線引きがあるのかもしれませんが、ここで思い切って「スカイライン"NISMO"」を作ってみてはどうでしょうか? 「HV」で「ステアバイワイア」というだけでNISMOの規模では関与できませんってことなら仕方ないですけど、フェアレディZ"NISMO"のエンジンを積んで、V37に大排気量NAの限定モデルを発売してもらえないですかね。あとはちょっと引っ掛かりが少なめなV37のエクステリアに、オシャレな専用パーツでもドカンと付けてほしいです。しかし存在を主張し過ぎているリア・スポイラーは絶対にNGですけど。
さらに気になるのが、V37のやたらと「高級車」を意識し過ぎてしまっている内装で、これを「走る気にさせる」アレンジにして欲しいです。もっとスポーティでシンプル、だけど包まれ感だけは逃さないような上質な内装に貼り替えてくれると、さらに「いいクルマ」なんですけどね。かなりド派手に「デコった」センターコンソールを、わざわざ地味なものに変更するのは、メーカーとしてはちょっと受け入れ難いかもしれないですが・・・。でもやっぱり何と言うべきか非常に心苦しいのですけど、とりあえず「画面が多すぎ!」で何かダサいんですよね。なんだかV37の「内装」をディスる内容になってきてしまいましたが、まだまだ言います。ステアリングがやや「シブ過ぎ」なので、もっとクルマの個性が主張できるものにチェンジしたいですね。そんなのは「どっかのショップでやればいい」とか言われそうですが、やはりクルマにかかる費用がやたらと高くなっている昨今では、「新車保証」の期間内は安易に社外パーツへの取り代えは控えたいものです。
V37スカイラインを買っても、内装を中心にやたらと「オヤジ仕様」が目立つからちょっとな・・・という20代30代40代は多いと思いますよ。しかも内装の選択できる純正オプションは「プレミアムカー」としては、あまりにも少ないのでどうにもできません。内装の基本は確か「ブラック」「ブラウン」「ベージュ」が基調で、とりあえず若々しさを求めてブラックを選ぶとしても、これがあまり気に入らないというか、目を惹かない「華の無い」タイプのブラックです。最近では小型車でもステッチを入れたセンスの良い内装が多いのに、どうもセダンは古めかしいものをわざと使っているかのようです。日産の名誉のために言っておくと、アテンザもレガシィも「ちょっと違うかも?」みたいな違和感はありますが・・・。
最近のセダンに「内装でもっと楽しませて!」と願う一方で、マーチ"NISMO"の内装を見るとなんだかとっても「いい感じ」なんですよね。このテイストをいまいちパッとしないV37スカイラインに導入すれば、ほどほどにいい感じのコクピットが出来るのでは?と思うのですが・・・。
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2015年1月31日土曜日
レジェンド・アテンザ・レガシィ 日本のセダン天晴れ!
日本ではセダンが「乗用車の基本形」という立場で見られなくなって久しいです。昔は各メーカーからマーク2・クレスタ・チェイサー・ヴェロッサのように共通設計のいわゆる兄弟車がたくさん出ていましたが、最大手のトヨタを見ても4つの販売チャンネルからそれぞれ違う車名を冠したセダンが出てくるなんてことはなくなりました。またトヨタと日産が国内市場でセダンを重要視していたころは、両メーカーを代表するモデルがやたらと似通っていたのも完全に昔の話で、現行モデルのクラウンとフーガは遠くから見てもハッキリと違いが解ります。トヨタ以外のメーカーのセダンは全てグローバルモデルになっていて、特に高級モデルはドイツ車に負けないような力強いフロントマスクを持つものが増えています。
トヨタのクラウンも今では完全に中国向けの主力セダンとして生まれ変わっていて、次期MCでは2Lターボ車の発売が噂されています。新たな主戦場となる中国では現地生産されるターボチャージャー搭載の欧州メーカー車が圧倒的な人気を誇っているようで、苦戦する日本メーカーも販売のてこ入れのために何らかの対応が迫られています。日本車と言えば静かなNAエンジンが海外でも高い評価をされてきましたが、中国市場は他のどの主要市場よりも小排気量ターボの人気が高いようです。もはやドイツ・フランスといった極めて合理的な経営をする国々のメーカーでは、中国でいかに稼ぐか?がメーカー存続のために必要で、メーカー群が徒党を組んでステマを展開し、ターボと小型SUVというブームを中国へ持ち込んだ格好です(どちらも儲かる!)。日本勢の勢いは完全に削がれてしまった結果、簡単にまとめるとスタイリッシュな小型SUV・小型セダンでホンダ・スズキ・マツダが勝負し、取り急ぎターボチャージャーを調達してプレミアムカーを売ろうとしているのがトヨタ(レクサス)と日産(インフィニティ)です。
2Lターボ車なんて全く興味ない!という日本の生粋のセダンユーザーにとっては、中国市場の動向による利益のない影響が日本へと大きく及ぶのは由々しき事態といえます。ほんのつかの間かもしれませんが、そんな人々の溜飲を下げさせてくれるのが、マツダ・アテンザのMCとスバル・レガシィのFMC、そしてホンダ・レジェンドの日本市場復活です。レガシィとレジェンドに関しては北米市場で育まれた背景を持ちますが、ドイツ車のような2Lターボで即席の安っぽい乗り味が作られるのに比べれば、マツダ・スバル・ホンダ(未試乗)が中型・大型のセダンに用いるエンジンもどれも味わい深く、豊かな乗り味が楽しめます。
やはりセダンは他のボディタイプではなかなか味わえない特別な乗り味を保持して初めて「一流」なんじゃないですかね・・・と生意気なことを言ってしまいますが、やはりゴ◯フと同程度の乗り味のセダンなんてとてもじゃないですが納得できません。現行のゴ◯フが発表されたときに、クラウンのような静音性とか言われてましたが、私の乗った限りでは車体からエンジンのマウントまでクラウンには遠く及んでいませんし、ゴ◯フGTIのボンネットを開けてみるとフードの裏についている遮音材の面積は、アテンザ、レガシィ、クラウンなどに使われているものよりも極端に小さかったです。「自家用車」誌の測定によるとクラウンとゴルフでは2段階くらい静音性のレベルが違ったそうです(もちろん現行クラウンが上です)。
ゴ◯フを作っている某ドイツメーカーはどうやらクラウンの知名度を利用した宣伝を日本のカーメディアに流布したようですが、日本車セダンのユーザーが乗り比べれば、そのステルスマーケティングにはかなりの誇張が含まれることにハッキリと気がつくレベルです。ゴ◯フはたしかにヴィッツやマーチに比べれば質感の良さが実感できますが、それを考えても相当に割高な日本価格が付けられています。クラウンと同じくらい!なんて現行同士で比べたならばとてもじゃないですがあり得ないです。BMW3やアウディA4の水準を追い越した先にクラウンのレベルがあるというのに・・・。余談ですが、ゴ◯フGTIに試乗したあと自分の国産セダンに乗って帰ったときに、改めて愛車の遮音性の高さに感動したほどです。
確かに廉価なドイツ車にもれなく付いてくるターボチャージャーがウルサイ!なんてことはないのですが、あくまで静音性に関していえは、ドア周りのパッキンがどれくらい念入りに入っているかであるとか、エンジン周りの遮音材をどれだけ使っているかといった基本的な部分がそのクルマの「実力」に大きく関わっています。B◯W1シリーズのドア周りは見比べるとフィットやマーチ並みに貧弱だったりします。日本車がドイツ車がといった先端技術ではなく、そのメーカーがどれだけ真面目にそのクルマを作っているかの姿勢が大きな差を生んでいます。トヨタに関して言えばヴィッツとクラウンには価格差なりの格差が付けられていて、なんだかんだ言ってもゴ◯フはクラウンよりヴィッツに近い作りをしています(遮音材の量など)。ドイツ車ユーザーに言わせれば、日本のセダンは外界の音を徹底的に遮断しているので、逆に静かすぎて気味が悪いそうです。ドイツ人と日本人の文化的バックグラウンドも指摘されていて、ドイツ人エンジニアに「静音性」についての質問を繰り返しても意図が全く伝わらないというケースもあるのだとか。
数年前まではそんなドイツ勢のセダンに市場を席巻されつつあったようですが、よっぽどのドイツブランドへの盲目的な憧れでも無い限りは、BMWやメルセデスのセダンに壊れるまでずっと乗っていたいとは思うことは少ないようです(ユーザーへのアンケートによると)。その一方でレジェンドやレガシィB4、アテンザは10年以上乗りたいというユーザーの割合が高いです。高性能なクルマを比較的手軽な価格で、しかもランニングコストも今のところは輸入車に比べれば相当に割安ですので、経済性を重視しつつ快適なクルマに長く乗っていたいと考えるユーザーからの支持を得るのは当然です。よって買い換えのサイクルは長くなるので、年度当たりの販売台数では輸入車の数字が多めに出ることもあるでしょう。もちろんクラウンやレクサスLSのように短期での買い換えが常態化している日本車もありますが・・・。
ドイツ車が好きで乗っている人を否定するつもりなんてないですが、やはり自分の愛車とどう接するか?といった距離感によっては、日本とドイツの文化の違いからくる違和感がどうしても看過できない水準に達することがしばしばあると思います。部屋に飾っておく模型としてならばフェラーリでもランボルギーニでもM1エイブラムス戦車でもそれほど困ることはないですが、クルマを部屋の延長と考えるならば、衣・食・住といった生活に深く関わるものを、ドイツ文化に委ねたいとは思わないです。やはり日本文化に同化しきれていない舶来品は使いづらさを感じます。欧州製の家具に囲まれた生活に満足する人もいるでしょうけど、私にはどうも理解できません。リニューアルオープンしたホテルには「和モダン」と名付けられた部屋が用意されることが多いので、おそらく私のような人はかなり多くて、かなりの需要があるように思います。
さてクルマに話を戻すと、バブル期に「赤坂サニー/六本木カローラ」と言われるほど親しまれて以来20年以上の歴史を持つメルセデスCクラスやBMW3シリーズならばある程度の親和感を感じますが、それでも日本人が作った日本車に比べればトータルで見た「良いクルマ」度は数段劣るように感じます。なにより日本人にとって愛着を感じるBMWとは3シリーズ(F30)ではなく、新たに登場した2シリーズクーペの方だったりするかもしれませんが・・・。
ドイツ車には少々難がある・・・と嫌味を言うのが今回の目的ではなくて、日本メーカーは安易なドイツ車追従ではなく日本人が心から親しめる高品質なセダン作りを続けていくことがやはり大事だと思います。レクサスに関してはそもそもがアメリカ向けに作られたブランドで、それを逆輸入する形で日本に導入したのだから、もっと日本らしくという要求自体が筋違いかもしれません。そしてレクサスと同じようにセダン開発を北米基準にしている日産にも、さらに日本向けにあらゆる点で行き届いたセダンを期待するのは難しいのかもしれません。ホンダ・スバル・マツダに関しても日産と同様の経営方針ではあるようですが、日本で多くのセダンファンを持たないこの3メーカーとしては、トヨタ・日産そしてドイツ勢を相手に回して十分に魅力を発揮できるクルマ作りが必須です。
そんな3メーカーの現在地を考えた上で、アテンザ・レガシィ・レジェンドを改めて見ると既存勢力を打ち破るポテンシャルを備えた「上質セダン」を手頃な価格(安くはないですけど)で提供したい!という戦略的意図が見えます。プロの評論家がこの3台について何と言おうとも、大きな声で絶賛したい素晴らしい出来です(各車については追々・・・)。現状で欲しいクルマ1〜3位がこの3台です。どれが1位か?はやや難しいですが、高級ブランドを圧倒するハイテクセダンが欲しければレジェンドで、ドライブフィールを求めるならアテンザ、そして最上級に安全な走行環境を欲するならばレジェンドですかね。デザインはどれも素晴らしいです!
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↓アテンザMC版が発売されました!BMW3やアウディA4との大胆比較です!
ラベル:
023ホンダ(ブランド),
024マツダ(ブランド),
025スバル(ブランド),
スバルレガシィ,
ホンダレジェンド,
マツダアテンザ
2014年12月27日土曜日
いよいよフーガも輸入車モードに突入か?
ある程度は覚悟していましたが、いよいよ日本車として独自の発展を遂げられる普通車は、Bセグ、ミニバン、SUVだけ!という時代が本格的にやってきたようです。普通車の月間販売ランキングをみていると、まだまだクラウンやレヴォーグといった国内専用モデルがかなり健闘しているので、「そんなことはない!」と反論したい気持ちはあるのですが、日産・フーガが今度のマイナーチェンジでインフィニティ・マークを付けて登場することが濃厚で「いよいよその時が来た・・・」という感じがします。
「レクサス」が日本に上陸して10年経ちました。当初は300万円のマークXと似たような乗り味のレクサスISを500万円で売るという、斬新なブランドの「概念」があまり理解されていないようでしたが、今では「高級車に乗りたい人」向けのブランドとして市民権を得たようです。その一方でレクサスユーザーとは違って「高級車アピールをしたくない人」にとっての拠り所として、「日産フーガ」の存在意義が大いにあったのですが、今回のMCを機に「インフィニティQ70」として再出発する?ことで、なんだか裏切られた想いの人もいるかもしれません。レクサスGSがもう1台増えても・・・。
高級車に向かって失礼ですが、フーガ(インフィニティQ70)もレクサスGSもいまいちパッとしないです。その理由として、単独ブランドとして欧州各国でも展開を始めたレクサスやインフィニティが全くと言っていいほどに、ドイツなどの主要市場で存在感を発揮できていません。アメリカ&日本的な価値観で作られた高級車は欧州では全く相手にされない!なんて愚かなことを言うつもりはないですが、完全アウェーとはいえドイツで高級ブランドが全くの不調というのはトヨタにとっても日産にとってもなかなか消せない汚点です。どうせ売れないだろうという先入観があったのか?それともドイツ市場の規模を軽視したのか?
アメリカ的な価値観から生まれたレクサスとインフィニティは必然的に、欧州や日本で避けられる大排気量エンジンで重量のあるラグジュアリーなボディを軽々と動かす設計が基本です。そしてアクセルもハンドリングもかなり「ゆるさ」というかゆとりを感じるものですが、それをアメリカ流の「上質さ」として肯定しています。そのせいで、せっかくのハイスペックなトヨタと日産のV6エンジンを積んでいても、クルマの機敏な動き(インテンシティとかいうらしい)の面でのインパクトが薄いのは確かです。確かにメルセデスやBMWが廉価モデルで多用している2Lターボと乗り比べれば、トヨタや日産の大排気量V6は4000rpm以上での出力の信頼感など圧倒的なのですが、低速域ではトルクの特性が工夫されている2Lターボと比べてそれほど大きな違いが見出しづらいです。
もちろん高級車のエンジンとしてどちらが魅力的か?と言われれば、トヨタの3.5Lと日産の3.7Lの方が間違いなく素晴らしいのですが、GS、IS、クラウン、マークXともに3.5LのNAはセールス的に少数派ですし、日産はフーガのMCと、スカイラインクーペのFMCで日本ではNAエンジンが両モデルから廃止になり、いよいよ3.7LのNAを積むのはフェアレディZだけになりそうです。日本でいまいち売れないクルマをドイツに持っていったところで当然に売れるわけはなく、レクサスもインフィニティも欧州で一定の販売を得るためかどうかわかりませんが、2Lターボを搭載したグレードの開発に着手しました。
日産ではすでにスカイラインにメルセデス製の2Lターボが使われていますが、これこそが日産マークを捨ててインフィニティマークを掲げるようになったことよりも問題ではないかと思います。日産がスカイラインという伝統のモデルに込めてきた美学をねじ曲げて、ドイツでもアメリカでも中国でも作っているような無個性でありふれた設計の「プレミアムカー」に近いクルマにしてしまったのが「スカイライン200GT-t」です。日産としては国内専用グレードとなっていて製造コストが嵩む2.5LのV6を置き換える目的でメルセデスの2Lターボを導入しているので、フーガの2.5L最廉価モデルも当然ながらターボ化されることが既定路線だと思われます。
「E250」「523i」「A6」に追従するように「ジャガーXF」「キャデラックCTS」と失礼ながら無個性な高級車が続々発売されています。売る側も買う側もなんだか気合が入らず、脱力感に包まれているというのに、レクサスや日産もここに「GS」と「フーガ」を放り込んでくる勢いです。これらのメーカーは「飽和」という言葉を知らないのでしょうか? いや「マーケティングの鬼」であるトヨタ(レクサス)はそんな愚かなことはしないでしょう。「E、5、A6、XF、CTS」が完全に行き場を失って失速の一途を辿っているのは誰の目にも明らかです。私のような貧乏人の目にも決して魅力的には映りません。一体どれだけの人が700万円払ってでも買いたいと思うのでしょうか? マセラティ・ギブリの全世界規模の大成功は、これらのプレミアムカー達の魅力不足に大いに原因があると思います。
日本のアホ全開な評論家達はスカイラインの2Lターボに喝采を送っていますが、さきほども述べましたが日産を選ぶ理由を根底からぶっ壊してくれたのが、この2Lターボの導入です。誰か一人くらいここに噛み付けよ!とずっと思っていましたが、おそらく表立って主張した評論家は皆無だったと思います。たとえプロパガンダだと批判されようとも、私はこう宣言し続けたいと思います。「スカイライン200GT-tはクソだ!」「もしGSやフーガに2Lターボが載ったならば、もっともっとクソだ!」・・・・乗っているヤツと作っているヤツの人間性を心底疑ってしまうよ・・・日本車の恥だ!もっとプライドを持て!
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「レクサス」が日本に上陸して10年経ちました。当初は300万円のマークXと似たような乗り味のレクサスISを500万円で売るという、斬新なブランドの「概念」があまり理解されていないようでしたが、今では「高級車に乗りたい人」向けのブランドとして市民権を得たようです。その一方でレクサスユーザーとは違って「高級車アピールをしたくない人」にとっての拠り所として、「日産フーガ」の存在意義が大いにあったのですが、今回のMCを機に「インフィニティQ70」として再出発する?ことで、なんだか裏切られた想いの人もいるかもしれません。レクサスGSがもう1台増えても・・・。
高級車に向かって失礼ですが、フーガ(インフィニティQ70)もレクサスGSもいまいちパッとしないです。その理由として、単独ブランドとして欧州各国でも展開を始めたレクサスやインフィニティが全くと言っていいほどに、ドイツなどの主要市場で存在感を発揮できていません。アメリカ&日本的な価値観で作られた高級車は欧州では全く相手にされない!なんて愚かなことを言うつもりはないですが、完全アウェーとはいえドイツで高級ブランドが全くの不調というのはトヨタにとっても日産にとってもなかなか消せない汚点です。どうせ売れないだろうという先入観があったのか?それともドイツ市場の規模を軽視したのか?
アメリカ的な価値観から生まれたレクサスとインフィニティは必然的に、欧州や日本で避けられる大排気量エンジンで重量のあるラグジュアリーなボディを軽々と動かす設計が基本です。そしてアクセルもハンドリングもかなり「ゆるさ」というかゆとりを感じるものですが、それをアメリカ流の「上質さ」として肯定しています。そのせいで、せっかくのハイスペックなトヨタと日産のV6エンジンを積んでいても、クルマの機敏な動き(インテンシティとかいうらしい)の面でのインパクトが薄いのは確かです。確かにメルセデスやBMWが廉価モデルで多用している2Lターボと乗り比べれば、トヨタや日産の大排気量V6は4000rpm以上での出力の信頼感など圧倒的なのですが、低速域ではトルクの特性が工夫されている2Lターボと比べてそれほど大きな違いが見出しづらいです。
もちろん高級車のエンジンとしてどちらが魅力的か?と言われれば、トヨタの3.5Lと日産の3.7Lの方が間違いなく素晴らしいのですが、GS、IS、クラウン、マークXともに3.5LのNAはセールス的に少数派ですし、日産はフーガのMCと、スカイラインクーペのFMCで日本ではNAエンジンが両モデルから廃止になり、いよいよ3.7LのNAを積むのはフェアレディZだけになりそうです。日本でいまいち売れないクルマをドイツに持っていったところで当然に売れるわけはなく、レクサスもインフィニティも欧州で一定の販売を得るためかどうかわかりませんが、2Lターボを搭載したグレードの開発に着手しました。
日産ではすでにスカイラインにメルセデス製の2Lターボが使われていますが、これこそが日産マークを捨ててインフィニティマークを掲げるようになったことよりも問題ではないかと思います。日産がスカイラインという伝統のモデルに込めてきた美学をねじ曲げて、ドイツでもアメリカでも中国でも作っているような無個性でありふれた設計の「プレミアムカー」に近いクルマにしてしまったのが「スカイライン200GT-t」です。日産としては国内専用グレードとなっていて製造コストが嵩む2.5LのV6を置き換える目的でメルセデスの2Lターボを導入しているので、フーガの2.5L最廉価モデルも当然ながらターボ化されることが既定路線だと思われます。
「E250」「523i」「A6」に追従するように「ジャガーXF」「キャデラックCTS」と失礼ながら無個性な高級車が続々発売されています。売る側も買う側もなんだか気合が入らず、脱力感に包まれているというのに、レクサスや日産もここに「GS」と「フーガ」を放り込んでくる勢いです。これらのメーカーは「飽和」という言葉を知らないのでしょうか? いや「マーケティングの鬼」であるトヨタ(レクサス)はそんな愚かなことはしないでしょう。「E、5、A6、XF、CTS」が完全に行き場を失って失速の一途を辿っているのは誰の目にも明らかです。私のような貧乏人の目にも決して魅力的には映りません。一体どれだけの人が700万円払ってでも買いたいと思うのでしょうか? マセラティ・ギブリの全世界規模の大成功は、これらのプレミアムカー達の魅力不足に大いに原因があると思います。
日本のアホ全開な評論家達はスカイラインの2Lターボに喝采を送っていますが、さきほども述べましたが日産を選ぶ理由を根底からぶっ壊してくれたのが、この2Lターボの導入です。誰か一人くらいここに噛み付けよ!とずっと思っていましたが、おそらく表立って主張した評論家は皆無だったと思います。たとえプロパガンダだと批判されようとも、私はこう宣言し続けたいと思います。「スカイライン200GT-tはクソだ!」「もしGSやフーガに2Lターボが載ったならば、もっともっとクソだ!」・・・・乗っているヤツと作っているヤツの人間性を心底疑ってしまうよ・・・日本車の恥だ!もっとプライドを持て!
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